今村司さん(THE鉄腕DASH!プロデューサー)と駒木純一さん(同演出)清隼一郎さん(DASH村住人)へのインタビュー
Q:
まずは自己紹介をお願いします。
今村さん:
鉄腕ダッシュのプロデューサーをやっております、今村(司)です。
駒木さん:
鉄腕ダッシュの演出をやっております、駒木純一です。
Q:
番組に出会ったときの感想とその時にもった番組の未来への展望を教えてください。
今村さん:
僕がダッシュ(=鉄腕ダッシュ、以下ダッシュ)を始めたのは1999年の末からなんですよ。駒木は番組開始からやっていたんですけど、僕はダッシュって番組を子供の夢みたいなピュアな番組として見ていたんで、入るときに何ら違和感は感じなかったですね。その後、ゴールデンになるとなった時もポリシーを変えずに移行できればいいと思ってましたね。あとはお客さんの層を広げたい、ということですね。どうしてもTOKIOはアイドルグループなのでどちらかというと若年層、女性あたりの人がターゲットになるところですが、おじいちゃんおばあちゃんまで彼らの魅力を伝えるにはどうすればいいかということは考えていました。
駒木さん:
もう7年経ちますが僕は造ったって感じですね。始めはジャニーズ事務所のほうから「新人がデビューしたんだけど、なんか面白い番組は出来ないか」という誘いがあって企画お考えみましょうか、って話しになって始めたんですね。でもその時はまだTOKIOを知らなくて、誰やねんって感じでね。僕らは男ばかりだったんで10代20台のアイドルにうとくて、だから一度逢って話しをさせてくれって頼んで、はじめてあったのが中華料理屋だったんですね。はじめはやっぱり若いやつには大人の男として「最近の若いもんは」みたいなものがあったんですね。でも会って話すと全然そんなところがなくて、硬派でね、男らしくて、礼儀がものすごく正しくていい教育をされてて、話しをしていて昔の自分を思い出すかんじがしてね。この今の世代でこういうピュアで礼儀正しくて、彼ら自信も新人だから自分たちの名前がつく番組がはじまるという事で、なんでもやります!というんで「そうか!なんでもやるか!」ってことで、どんな番組を作ったらいいかは彼らに会って教えてもらったってかんじですね、そこからピュアで物事を達成する為にひたむきに頑張る力というものを番組を通して表現したいなという事で、番組が深夜の時間帯にはじまりました。そして今は放送時間がゴールデンタイムになりましたけどスピリットは全然変わらずに彼らもそのまんまで、頑張る力でやっていこうかという感じですね。
Q:
鉄腕ダッシュは数多くの企画を放送してきましたがそういった企画のアイディアはどこからえられているのですか?
今村さん:
企画は駒木がよくたてるんですよ。僕はそれにかんしていろんなケアとかこういう見え方はいい、悪いという線引きをするような役割をしているんですね。今、テレビっていうものが視聴者からいろんな事を思われるメディアになっているじゃないですか。青少年の犯罪に結びついたりと。だからそういうケアをしながら番組を進めようとしてます。
駒木さん:
それはねぇ、具体的にいうのは難しいんだけどネェ。なんというか立ち話や思い付きで物事は作り上げられないということですかね。これは間違えないですね。一見立ち話で作り上げてるように見えても、本当はそれを作るのに2年3年かかってるという苦労があって成り立っているので、企画という言葉をはき違えないでいただきたいですね。つねに敏感に電波をはって本を読んだり、ニュースを聞いたり、人と会って話しをするときもなにかそのなかに面白いことがあるんじゃないだろうかと考えてますね。それは日常のなかにたくさんあることなんですけどそのささいなことに目を向けないと。そういったことが企画に結びつくということですね。だからダッシュ村の企画に関しても、日本人の今忘れ去られたものを何とか表現できないかということを、何年も何年も考えてるときに思いついたものですね。
今村さん:
あと企画ってね、問題意識だと思うのよ。人に伝える時にこういうべきだとか、こうあるべきだ、とか言われると人って動かないと思うんですよ。基本的には人に物事をどう伝えるべきか、あとは世の中に対して常に問題意識をもってないと企画って生まれてこないと思うな。
Q:
鉄腕ダッシュが深夜からゴールデンに放送時間が変わった時に造る側としての心もちとしてはなにか変化はあったのですか?
今村さん:
それはありましたよ。深夜に見るお客さんと日曜日の夕食時に見るお客さんだとまるっきり見てくださるお客さんの層が違うって事、こっちは番組を愛してますからできるだけたくさんの人に見てもらいたいと思うじゃないですか。だから深夜時は若い世代に向けての企画をつくってたし、今のゴールデンはお年寄りからちっちゃいお子さんまでみんな楽しめる番組を作るって事で、これはかなり苦労をしましたよ。番組を変えずに見てもらう層を広げるっていうのは。そして僕らはたえずブラウン管の向こうで見ているお客さんを、見てくさるお客さんの顔を想像しながらつくってるんですね。見てもらってなんぼ、こっちのいたいことを伝えられてなんぼだと思うんで。あと深夜時代はできるだけアイドルが出るけど男に見てもらいたいと思ってつくりましたね。それがいまの無骨なかんじに繋がっているんじゃないかな。男が男に惚れるって言うのが一番難しいと思うんですよね。深夜となるとやっぱりアイドル番組とか女性が出てくる番組が多いと思うんですよ。その中で続けてこれたのが今にも続いている力だと思いますね。
ここでDASH村の住人の清隼一郎さん登場
Q:
それでは自己紹介お願いします。
清さん:
THE鉄腕DASHでDASH村という企画でDASH村に住んでおります、清と申します。はじめまして。よろしくお願いいたします。
Q:
何かリスナーにアピールをお願いします。
清さん:
ほんと動物が増えてまいりまして、山羊4頭、犬1匹、合鴨37羽、みんな仲良くやっておりますので、ほんとみんな動物を大切にしましょう。
Q:
DASH村住人となったときの気持ちを。
清さん:
ようやく桃源郷を見つけたなってのはありましたね。東京での生活に行き詰まってまして、ちょっともう、限界感じて引退を考えているときに、新天地を与えてくれたかなっていう喜びはありましたね。
Q:
自分にとってのDASH村とは?
清さん:
ほんと住所がDASH村なんで住処としか言えないですけど、別にこれを盛り上げようとかあまりそういうことはなく、ただ生活の場ですのでまぁ生活するのにあたってより良い環境であった方が居心地がいいというのはありますのでそうなるようには努力してますが。
Q:
都会というお金があれば何でも手に入るところからダッシュ村に移り住んで思ったことなどありますか?
清さん:
いや、とくにダッシュ村も特別なことをしているという訳でもないので、昔は普通にやっていたことをそのままやっているだけなので、自分の視野が狭かっただけだなとは思いましたね。
Q:
昔は普通にしていた生活を今してみて現代の日本人に足りないと思うものなどはありますか?
清さん:
いや、そんなこと申し上げられるような人間じゃないんで、なんともいえないんですが、1人で生きていくのは難しかったというのはわかりましたね。みんなに助けられて生きてますから。それまでは1人でも何とかなるんじゃないかと思って生きてきたんですがやっぱり一人じゃ難しいですね。ですからみなさんも助け合って生きているということを思って周りの人と助け合って生きていくというその心を忘れないで欲しいですね。
Q:
駒木さんと今村さんのダッシュ村への思いを教えてください。
今村さん:
ダッシュ村というものがみんなに早く、深くうけいれられるとは思ってなかたんです。ただこういうことを長く続けていくことで伝わるはずだ、そういうことをテレビというメディアの中で続けていかなければならないのではいろうかというおもいはありましたね。そのことで日本の人の心が少しでもやわらかくなればいいなというふうにおもいましたね。本当に一歩一歩地図に載るまですこしずつやっていきたいと思いますね。
駒木さん:
ダッシュ村をやってよく人に言われるのは新しいことやってるねとかいわれるんですよね。それを複雑な思いで聞いているんですけどね。今の時代にはあたらしいことなんですよね。僕も知らないこと沢山学んでるし物のありがたさとか豊かさなども見ているうちに実感できているんで、これを維持しながら大切にしていきたいと思いますね。
Q:
最後にダッシュ村をどうしていきたいと思いますか?
今村さん:
ダッシュ村って用はテレビのイベントではなくほんとにスタッフがそこに住み込んで、日々天気とか気候とかと相談をしながら翻弄されながら日々暮らしていて、それをきち っとしたかたちで記録していって、そこからドラマは見つけなくても結構生まれるんでそれをいまの日本の人に伝えたいという思うだけですね。これはあんまり気負ってもいいことないのでほんとに一歩一歩村の発展をしていってということだけを思ってますね。それがいつかおじいちゃんおばあちゃんの代から息子たち孫たちみんなの共通の言語になってくれればとっても素敵なことだなとテレビの作り手として思っています。
駒木さん:
ずっと続けたいとはおもってますね。もし番組が終わりましたってことになってもダッシュ村は存在しているんじゃないかなと思うんですね。これだけ立ち上げて責任追ったからには多分やりつづけると思いますね。けっしてテレビのイベントで終わらせないようにと考えて続けていきたいですね。
清さん:
まだまだ発見できる事はありますのでもう2年以上やっていろいろ私も草や木や虫などを見てまして、もう全部見尽くしたかなと思ってもまだまだ出てきますのでそれとおなじようにダッシュ村という企画もあと番組もまだまだ発見を絶えずしていきたいと思います。