

跳龍1月号掲載抜粋(2012)
副総裁賞
先祖供養への思い
〜東日本大震災を通じて〜 松岩寺徒弟 |
菜頭 小黒澤 和常
私が僧侶として大切と思うことが大きく分けて二つあります。一つは先祖供養であり、もう一つが曹洞宗の教養を学び、布教することであります。今回は、時間の都合上先祖供養を中心に話をすすめていきます。
なぜこのテーマを選んだのか?少しお話いたします。私の実家は宮城の気仙沼市にある寺院なのですが、今回の東日本大震災で多くの被害を受けました。
現在気仙沼市内で亡くなった方は、約千人ですが、その内百人が師寮寺のお檀家さんです。お檀家さんの内約70%が住んでいた家を失い避難所や仮設住宅で不自由な生活をしています。(正直気仙沼はもうダメだこれからどうなるんだ)そんな不安がいっぱいの中で總持寺での修行生活を続けておりました。
八月には本山より時間をいただき師寮寺へもどる機会がありました。帰ってからは日々多忙な毎日と、なくなったお檀家さんの供養を連日行いました。
そんな中、自分の家の墓まいりがまだ終っていないことが気がつき、お寺の裏山の墓地に行きました。今は自分の住む家や仕事もない。この先がまったく見えない生活にもかかわらずほぼすべてのお墓に花がそなえてあったのです。
近年、お墓はいらないとか、お寺離れがすすんでいるという話をよく耳にしますが、私は、日本人の祖先を尊ぶ心というのはこんなにも、強いものなのかと感じました。
お墓の前で手を合わせてご先祖様に対して、祈りをささげる。あたり前の事かもしれませんが、亡くなった方々、ご先祖さまに手合わせるという事は時代が変わっても常に大切なことです。
まだまだ力不足でありますが私自身少しでもその手助けが出来ればと考えております。

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| みなさまのおてら (昭和51年9月5日より平成23年9月23日) |
| 号 数 |
タ イ ト ル |
内 容 |
発行日 |
| 第34号 |
震災津波そして |
震災時の松岩寺周辺と、その出来事 |
H23/09/23 |
| 第33号 |
本堂耐震診断を終えて |
宮城県沖地震がきた場合にそなえて |
H23/01/01 |
| 第32号 |
練成会をおえて |
柔道少年団27周年練成会の報告 |
H22/08/01 |
| 第31号 |
30周年祝賀会謝辞 |
歴代護持会長との思い出等 |
H22/03/01 |
| 第30号 |
住職就任、あれから30年 |
折々の檀家とのかかわりと時代の転機 |
H22/01/01 |
| 第29号 |
本山修行、あれから43年 |
永平寺修行時代の思い出 |
H21/09/01 |
| 第28号 |
お寺、現状、そして展望 |
寺院の、世襲について将来的な課題 |
H21/08/01 |
| 第27号 |
仏蹟参拝(総集編) |
インド、ネパールの4大仏蹟参拝の様子 |
H21/03/01 |
| 第26号 |
仏蹟参拝(期日編) |
インド、ネパールの4大仏蹟参拝の日記 |
H21/01/01 |
| 第25号 |
お彼岸について |
彼岸の成り立ちとその過ごし方 |
H20/09/20 |
| 第24号 |
生出、悟り、そして他界 |
人生を、お釈迦様の生き方を通して考察 |
H20/07/20 |
| 第23号 |
ホームペイジづくりを体験して |
構成、情報集収、アドバイスの活用法 |
H20/04/01 |
| 第22号 |
もったいない |
命の説法を清水寺貫主より聴聞して |
H19/08/13 |
| 第21号 |
知ること、わかること |
ヨガの沖正弘先生にみるわかることの意義 |
H19/03/01 |
| 第20号 |
めぐりあい人生 |
父母を通して、人生を考察 |
H19/01/01 |
| 第19号 |
光と影をみつめて |
寺院経営の明と暗の部分の一考察 |
H18/06/01 |
| 第18号 |
徒弟の結制をおえて |
一人前の僧侶の為の登竜門 |
H17/08/15 |
| 第17号 |
信吾大和尚と今日的意味 |
信吾大和尚17回忌にあたり、その意義 |
H17/02/01 |
| 第16号 |
新青春時代 |
還暦をむかえて、親指に激痛がはしる |
H16/08/01 |
| 第15号 |
モト禅尼と今日的意味 |
禅尼としての母親の思い出 |
H16/03/01 |
| 第14号 |
国際交流活動を通じて |
国際交流メイト活動から得たもの |
H16/01/01 |
| 第13号 |
私のルネッサンス |
仏教、柔道、ヨガを通して得た心身の革命 |
H15/09/01 |
| 第12号 |
ようこそ先輩 |
中学時代の体験からのメセージ |
H14/02/01 |
| 第11号 |
青少年指導のあり方 |
禅、ヨガ、柔道体験から得たもの |
H12/01/01 |
| 第10号 |
国際人として |
自分自身の体験を通じて真の国際化とは |
s64/01/01 |
| 第09号 |
初惑 |
過ぎ去った事も、まだこぬ事も考えよう |
s63/01/01 |
| 第08号 |
「青少年よ」すこやかにあれ |
青少年問題を、広い自然法則から見る |
s62/01/01 |
| 第07号 |
さとりについて |
成道会でお釈迦様のさとりを中心として |
s61/01/01 |
| 第06号 |
松岩寺誌刊行をおえて |
寺誌刊行の経過と成果 |
s60/01/01 |
| 第05号 |
祖仙大和尚と今日的意味 |
祖仙大和尚の思い出について |
s59/01/01 |
| 第04号 |
御不動様のこころ |
当山菅谷不動を中心としたお話 |
s58/01/01 |
| 第03号 |
いきるよろこび |
死ねるとき、未来をたくし、さちあれと |
s57/01/01 |
| 第02号 |
戒名について |
戒名について、日頃から感じていること |
s56/01/01 |
| 第01号 |
住職に就任して |
就任挨拶と基本的考え方 |
s55/01/01 |
| 副02号 |
国際ヨガ大会に参加して |
インドで行われたヨガ世界大会の報告 |
s51/12/11 |
| 副01号 |
副住職に就任して |
任にあたって、他にゆずりがたし |
s51/09/05 |
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