世界三大漁場に数えられる三陸沖の恵みがもたらされ、遠洋マグロ漁船や大型さんま船の一大拠点として名高い気仙沼漁港。有限会社ケイの前身は、たくさんの漁船を擁する明治38年創業の老舗網元でした。
社長の菅原義子は、網元のお嫁さんとして気仙沼の家庭の味を継承。その一つが看板商品である「さんまのつくだ煮」です。足の早い青魚であるさんまを、いかにおいしく食べられるか。地元のお母さんたちの知恵により、醤油をベースにした甘からい佃煮が作られ、おなじみの味として愛されてきました。
社長は、終戦後から気仙沼で受け継がれてきた味覚を守り伝え、より多くの人に味わって欲しいと考え、独自のレシピを考案。新鮮なサンマを使用し、無添加ながら長期保存が可能なパッケージ商品を生み出すことに成功しました。
 気仙沼市魚市場で9~10月頃に水揚げされたほどよい脂がのった生さんまは、すぐにマイナス40度で冷蔵。
その日に仕込む分を手早く下処理し、早朝から大鍋で煮込みます。
 しょうゆ味は、地元の無添加の醤油を使い、みりんや日本酒、生姜、唐辛子、ザラメ糖などを加え、手間ひまをかけて素材本来の旨みを引き出します。さらに、オリジナルのみそ味が好評で、ごぼうの風味を活かした商品も加わり、その評判は全国区に広がっています。
   
網元から、「さんまのつくだ煮」を主力商品とする水産加工品業に転身したのが平成6年。
そのおいしさは全国各地の物産展や品評会で高い評価を受け、モンドセレクション金賞を連続受賞するまでになりました。
国内のみならず海外の観光客にも好評で、気仙沼土産として定番化も。順調に業績を上げていた我が社ですが、東日本大震災で甚大な被害を受け、工場は全壊してしまいました。
2011年9月に開催された「目黒のさんま祭り」に参加し、その時にかけられた励ましの声に背中を押され、11月末頃、日常の生活も困難ながら駐車場スペースに小さな工房を建てて生産を再開。
以前からご愛顧いただいていたファンの方や観光客が訪れるようになり、客足も次第に増加し、気仙沼の復興の歩みとともに活気を取り戻すことができています。
 「さんまのつくだ煮」はもちろんですが、社長がこよなく愛情を注いでいるのが気仙沼漁港の景色。商品パッケージや紙袋、季節のお便り、絵はがきなどにあしらわれている漁船と港の風景は、自ら筆を執って描き上げたものです。
我が社が自信を持っておすすめするさんまの味わいとともに、気仙沼の素晴らしさを感じて欲しい、そんな切なる思いが込められています。
お召し上がりの際には、いくつもの漁船が集い活気にあふれた港の情景を心に思い浮かべながら、ぜひご堪能ください。 
 
   
 





おいしさは当然ながら、安心安全な食であることを第一に考え、保存料などを一切使用しない無添加にこだわっています。その上で、日持ちを良くするために、滅菌・真空パッケージを採用。
いつでも好きなタイミングでお召し上がることができます。
 「さんまつくだ煮」は、青魚特有の臭みが全く無く、骨まで食べられる柔らかさも特徴。
 お子様から年配の方まで楽しめ、カルシウムなどの栄養も豊富です。
 おすすめの味わい方は、炊きたて熱々の白米にそのままのせて頬張るのが一番でしょう。
 さんま独特の風味と旨みを含んだタレも白米にしみ込み、思わずご飯のおかわりが欲しくなるはず。
 わさびや紫蘇の葉、大根おろしなどの香味を添えると、より旨みが引き立ちます。
 真空パッケージ単位の他、箱入りもございますので、ご贈答用にもどうぞ。 

《主な受賞歴》
●2018モンドセレクション金賞/みそ味・しょうゆ味
●2017モンドセレクション国際金賞受賞(三年連続金賞受賞により)
●2017モンドセレクション金賞/みそ味・しょうゆ味・しょうゆ味ごぼう入り
●2016モンドセレクション金賞/みそ味・しょうゆ味・しょうゆ味ごぼう入り
●2015モンドセレクション金賞/みそ味・しょうゆ味・しょうゆ味ごぼう入り
●2014モンドセレクション金賞/みそ味・しょうゆ味
●全国水産加工たべもの展 大阪府知事賞/
 みそ味(平成12年、平成26年)、しょうゆ味(平成17年)
●全国推奨観光土産品/特選3パックセット(平成31年4月~平成33年3月末)、
           3パック・2パック箱入(平成29年4月~平成31年3月末)
●平成26年度 全国観光土産品 連盟会長努力賞/ 2パック箱入
 
   
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